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ザイザルとアレグラ、効果と副作用である眠気の比較

2020年06月30日
せきが出る女性

花粉症の薬は第二世代抗ヒスタミン薬が使用されることが多く、第二世代の中でも注目されているのがフェキソフェナジン塩酸塩が主成分のアレグラと、レボセチリジン塩酸塩が主成分のザイザルです。この2つを比較してみると、抗ヒスタミン薬の成分自体の働きは同じなのですが、効果や副作用の出方に差が見られます。

フェキソフェナジン塩酸塩が含まれているアレグラは、副作用が少ないことで知られており、朝と夕に服用するのですが副作用に関しては、薬の添付文書の副作用の欄には、眠気が起こることがあると記載されてはいるものの、注意事項には車の運転は控えるようにとは記されていません。薬の効果に関する実験においても、フェキソフェナジン塩酸塩を服用しても集中力や判断力が鈍ることはありませんでした。

これに関しては、鼻水が出て困っている人に対してあまり効果がないことが多く、ひどくならないうちに服用した方が良い薬です。一方のレボセチリジンが主成分であるザイザルは、1日1回1錠を就寝前に服用するようになっています。すでに鼻水やくしゃみ、目のかゆみがひどくなっている時に服用しても、症状を緩和することができ、症状を抑える作用が大変強く、辛い症状を早期に改善していきます。

このほか、特徴的な効果としてフェキソフェナジン塩酸塩は、アレルギー性鼻炎のほかにアトピー性皮膚炎や皮膚のかゆみに関しても作用しています。ザイザルはその効き目の強さと薬の効き目を維持する時間が長いため、モーニングアタックと言われる症状を軽減することができます。

効果の出る時間は、アレグラは30分で血中濃度が最高になるのに対し、ザイザルは1時間で血中濃度が最高になります。一見するとザイザルの方が遅い気がしますが、そもそも効果の強さがザイザルとでは異なるため、血中濃度が最高に達していなくてもザイザルは効果を発揮し始めるので、一概に効き目が遅いとは判断できない部分があります。ですが、服用してすぐに高い値まで行くので、さほど症状が重くない人はアレグラを服用した方が良いでしょう。

副作用を比較してみると、アレグラは眠気や腹痛、めまいや倦怠感を感じることが多く、女性であれば月経異常を起こすことがあります。ザイザルもまたアレグラと同じ副作用が現れますが、幻覚や健忘状態になることもあり、浮動性のめまいを感じます。眠気はアレグラよりも強いので、日中の車の運転や、危険を伴う機械の操作などはできるだけ行わないように記されていますし、眠気のピークが睡眠時になるように、薬の服用は就寝前に設定されているのです。

それらを比較した場合、すでに鼻水やくしゃみがひどい場合はザイザルの方が効果がありますし、効果は若干弱いものの、眠気が起きにくく、集中力を保てるのはアレグラの方です。どちらの薬も良い部分が多いので、自分の症状を考えて選ぶと良いでしょう。車を運転する場合はアレグラの方が安心です。