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クラリチンとアレグラ、効果と副作用である眠気の比較

2020年06月10日
マスクをかける女性

第二世代抗ヒスタミン薬の中で、効き目もさほど強くなく、眠気などの副作用が起きにくい薬に、ロラタジンが主成分のクラリチンと、フェキソフェナジン塩酸塩が主成分のアレグラがあります。効き目の強さと眠気の副作用の相関図を見た場合、第二世代抗ヒスタミン薬の中で最も副作用が出ないのはクラリチンです。アレグラとクラリチンを比較してみると副作用の出方はほぼ同じになっています。

クラリチンはロラタジンと呼ばれる成分が主成分で、ロラタジンの特徴として長くゆっくり効くことがあげられます。副作用が最も少ない分、効き目も穏やかであり、すでに花粉症の症状がひどくなっている場合、これを服用しても完全に鼻水やくしゃみ、目のかゆみを抑えることはできません。とはいえ、アレルギー性鼻炎のほかに、湿疹や蕁麻疹を抑えることはできます。

一方のアレグラは、フェキソフェナジン塩酸塩が主成分で、今は販売されていないフェルフェナジンを改良した薬です。改良した薬であるので、心臓への負担もなくなり、効果もアレルギー性鼻炎のほか、蕁麻疹や乾燥や虫刺されによるかゆみにも効果があります。抗ヒスタミン薬の中で、アトピー性皮膚炎にも効果を示すのはアレグラだけであるので、クラリチンと比較をした場合、より効果の幅があるのはアレグラとなります。

クラリチンには独特な特徴があり、1日1回1錠を自分の決めた時間に服用することができる薬です。アレグラと比較すると、アレグラの場合は、1日2回1錠と服用回数が違い、さらに空腹時の方が効果があります。一方のクラリチンは、効き目が穏やかながらも1日1回でよく、しかも、毎日の服用間隔が同じであれば朝でも良いですし、昼間でも良いのです。食後でなくても良いのですが、より効果を得るには食後の方が良いので、食事の後に服用するとよいでしょう。

副作用に関しては、どちらも眠気はほとんど起きません。クラリチンもアレグラも臨床試験で、集中力や判断力が低下しないと実証されています。ですので、車の運転をしても問題はありません。ですが、より眠気を感じないのはクラリチンですので、車の運転を日常的に行っている場合はロラタジンが成分の薬を選んだ方が良いです。

なお、それぞれの薬には相互作用をしてしまう薬があります。どちらの薬も共通しているものに抗生物質であるエリスロマイシンがあげられます。エリスロマイシンと服用してしまうと血中濃度が上昇してしまい、いつもは出ないような副作用が出てしまう恐れがありますし、ロラタジンの場合はシメチジンに、フェキソフェナジン塩酸塩は水酸化マグネシウムに注意が必要になります。アレグラの場合、便秘治療薬に用いられることの多い水酸化マグネシウムを摂取してしまうと薬の作用や効果弱くなるので、同時に摂取しないようにしてください。

どちらの薬も眠気の副作用が少ないですが、ロラタジンの方がより眠気が起きませんので、眠気が気になる場合はロラタジンを服用するようにしましょう。